太古の時代から、真珠は神への供え物や装飾品として、日本だけでなく世界中の人々と深くかかわってきました。 今もなお人生の節目となる様々なシーンで、真珠が身につけられています。 それぞれの場面にふさわしい装いをすることは、その場に集う多くの人の気持ちに寄り添い、また主役に対する誠実な心を表すことにもなります。 場面に応じた真珠を、正しく上手に身に付ける事は大人の証、そして真珠の良さをより輝かせるといえるでしょう。
ネックレス、イヤリング、リングなどを同調のお色目で統一します。 真珠の優しい輝きは特に日本女性の肌に映えると言われ、白い真珠は「無垢である」「清純な」花嫁の特別な印象を引き立てます。
洋服のテイストに合わせて、長さをコーディネートします。コサージュやブローチとの組み合わせも適しています。 フォーマルな喜びの場面ではホワイトやピンク系の珠色を使用します。
正喪服に合わせる真珠はブラック系、グレー系、シルバー系、ホワイト系を使用し、ピンクやイエロー、グリーン色の強いピーコックなどの華やかな色目は避けます。二連、三連など他連のネックレスは「不幸が重なる」、長いネックレスは「不幸が長引く」と言われ、こちらも避けられます。
大人の仲間入り、親から子へ、喜びと自覚。正式な場面では真珠が身に付けられます。真珠は「大人」だけが似合うジュエリーかもしれません。
お誕生日や結婚記念日などの突然の贈り物はいくつになっても嬉しいものです。特別な気持ちを、特別な人に。
日本が誇る「アコヤ真珠」の奥ゆかしい美しさは世界中の人々を魅了し、国産の真珠は贈り物に大変喜ばれています。
お世話になった方への感謝の気持ちをかたちに。上質な真珠を一粒施したネクタイピンや、用途の広いブローチなどがおすすめです。
近年、正式な結納の儀やお品が簡略化されるに従い「結納返し」の形も様々になりました。お礼の気持ち、記念の品に真珠は最適です。
真珠の楽しみ方は、フォーマルだけではありません。神秘的な色、形を生かした世界に一つのパールジュエリーをファッションに添えて。