下の写真をご覧ください。
こちらのネックレス、真珠は本物でしょうか?それともニセモノでしょうか?
正解は・・・偽物。イミテーションです。
ちなみに、この写真は、
色目も違いますが、上が本物、下がイミテーションです。
真珠などの宝石や古美術品、その他のジャンルでもよく「ほんもの」「にせもの」という言葉が使われることがあります。
真珠の場合、貝に核入れをし、そこに何層も真珠の層が巻いてできたものが本来本物の真珠です。
そうではなく、一般的にプラスチックやガラス珠などに真珠の色に似せた塗料を塗って作られたものがイミテーションとなります。
貝パールといって、貝殻から作った核に、真珠箔を何層にも塗って作られた模造真珠もあり、これは見た目も手触りも本物に近いです。
近年ではプロでさえ判別するのが困難なものもあるので、もっと違う工程で作られるものもあるのでしょう。
個人的にはイミテーションだからよくないとは思いません。
「コットンパール」と呼ばれるものは可愛いデザインのものも多く、安価で若い方でも気軽に手軽にパール感を味わえて大賛成です。
ただ、問題なのは、
本物を求めて、本物と説明を受けて購入したにも関わらず、実はそうでなかったという悲しい事態です。
以前どちらかでお買い求めになり、糸がゆるんだので直してほしいということで志摩パールへお持ちくだネックレスのなかに、稀にイミテーションの物を見つけることがあります。
そういう場合、本来大変失礼なことだとは思いますが、志摩パールでは、イミテーションであることをお伝え致します。
それは、イミテーションとご理解されたうえで、糸替えの選択をしていただきたいからです。
もし、そのパールを「本真珠だよ。」ということで娘さん、お嫁さん、どなたかにお譲りになられるとしたら…と考えるからです。
ご自身で簡単に見分ける方法は、
①珠と珠を軽くこすり合わせる。・・・ガリガリっと引っかかる感じのするものは本真珠。ツルツルすべるのはイミテーション
②てのひらにのせてみる・・・イミテーションは軽いです。そして微妙ですが、本物の方が少し冷たく感じます。
③ブラックライトをあてる・・・紫外線ライトを当てると、本物は青く、ニセモノは白っぽくなります。
ご自身の大切な宝もの、よく知って、大切に扱いたいですね。
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